【事前準備】パソコン環境の整備 | 50歳からの副業動画編集ラボ

【事前準備】パソコン環境の整備

事前準備編

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動画編集の仕事は当然、たくさんの動画をパソコンの中で処理する仕事です。

動画はとても重い素材。

さらに編集作業は、ただでさえ時間がかかるお仕事。

つまり、少しでも「時短」を考えるなら、それなりのスペックのパソコンが望ましいのです。

しかし、私はお小遣い制の身。今のパソコンも小遣いとへそくりをかき集めて、やっと買った安物のパソコンです。

スペックが低いからと言って、とてもじゃありませんが、おいそれと新しいパソコンを買うことなどできません。

そこで私がやった、PCバージョンアップの方法を記しておきます。

動画編集に適した『PCスペック』とは

動画編集で気にすべきパソコンのスペックは

  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ

の3つになります。

それぞれ解説していきます。

CPU~パソコンの頭脳

CPUとは、人間でいう「脳みそ」、頭脳をさします。

編集作業のスピードにも影響しますが、とくに動画を編集した後の「書き出し」の速度に関わってきます。

自分のパソコンのCPUは、どんなもので、どんなレベルかを確認する方法は以下の通りです。

筆者
Windowsの場合になりますが・・

キーボードの「ウィンドウズキー」⇒歯車マークの「設定」⇒「システム」⇒「バージョン情報」

と行きます。

「デイバスの仕様」の中の「プロセッサ」に記載してあるのが、そのパソコンのCPUになります。

 
上の図で赤線部分が「CPUの名前」になります。(青線はメーカー名)

メーカーは「Intel」や「AMD」などが多いです。

そして、こちらの参考サイトで、自分のCPUを探してみてください。

ずらっと長い表になってます。

簡単に探すには・・

  1. プロセッサに記載の文字(CPUの名前)をコピー
  2. 参考サイトを開き、キーボードの「ctrl」を押しながら「F」を押す
  3. 検索窓が出てくる
  4. 検索窓にコピーした文字を貼り付け「Enter」を押す
  5. 表の中にある、自分のCPUが見付かる

表にある項目で、CPUのスペックがわかります。

クロック周波数

クロックとは、電気信号のON/OFFを1秒間に何回行えるか?という頭の回転の速さを表したものです。単位はHz(ヘルツ)です。

動画編集に適正なのは、約2.80~3.60GHzです。

私のPCの場合、定格で「2.3Ghz」、ターボブースト時で「3.2Ghz」ということで、ちょっと不安材料が残りますが、「これでよし」とすることにしました。

コア・スレッド

コアとは脳みその中で、計算などを行う中核部分のことを言います。

スレッドとは、その中核(コア)はいくつのタスクを処理できるか?を表しています。

私のPCの場合

コア 2 スレッド 2

なので、「2つの頭脳中核があって、それぞれは1つのタスクしか指示命令ができない」という事になります。

動画編集ソフトを開いたまま、chromeでYouTubeをリサーチするのはできるけど、フォトショップを開くと、オーバーワークとなり動作が重くなります。

コア 2 スレッド 6

上記の場合だと、「頭脳中核は2つでも、それぞれは3つのタスクを同時に指示命令ができる」となり、6つの同時タスクをストレスなく処理できます。

動画編集では、コア数が6以上のPCが多くなってるそうです。

PassMark

PassMarkとは、CPUの総合スコアのような指標で、動画編集には3,000以上のスコアが望ましいと言います。

ここではギリ合格ライン?ということで、自分で納得するようにしました。

メモリー ~作業台の大きさ

メモリーとはCPUが計算処理を行うデーターを、一時的に記憶してくれる部分です。

メモリー容量が高いほど、重い処理を軽々スピーディーの行うことができます。

自分のパソコンのメモリーは、どんなもので、どんなレベルかを確認する方法は以下の通りです。

筆者
Windowsの場合になりますが・・

キーボードの「ウィンドウズキー」⇒歯車マークの「設定」⇒「システム」⇒「バージョン情報」

と行きます。

「デイバスの仕様」の中の「実装RAM」に記載してあるのが、メモリー容量になります。

赤線部分が、メモリー容量です。
動画編集ソフトは、とてもメモリーを使うためパソコン動作が遅くなると言います。中でも私が使用する予定の「Adobe Premiere Pro(アドビ プレミアプロ)」はとても容量が重いと評判のソフトです。
8GBメモリーだと、ソフトを開くだけでほぼ一杯のメモリ容量を使ってしまうと聞くので、メモリーを16GBに増設することにしました。
私のパソコンでは、4GBのメモリーカードが2枚装着していると解ったので、アマゾンで8GBのメモリーカード2枚組を買いました。
もともと私のPCに入っていたメモリーが、下の赤枠にある2枚です。4GBのものが2枚で8GBでした。
 
そして8GBのメモリーカードを2枚装着しなおして、16GBになりました。
 
確認してみると、ちゃんと16GBになっていました。
 
ただ、メモリーには沢山の種類があり、自分のパソコンにはどのメモリーカードが合うのかを調べる必要があります。
ここからは、その調べ方について書いていきます。

メモリカードの種類 その1

まず、メモリカードには
  • DIMM
  • SO-DIMM

の2種類があります。

自分のパソコンのメモリーが、どちらかを調べるには以下の通りに行います。
Windows10、11の場合
『「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーと同時に押す』⇒『タスクマネージャー』を開く⇒『パフォーマンス』⇒『メモリー』の中の『フォームファクター』にDIMMかSO-DIMMかが書いてあります。
 

メモリカードの枚数

私のPCでは、メモリーが8GBでしたが、4GBのメモリカードが2枚装着されています。

ですので、16GBにするには、8GBのメモリカードを2枚用意する必要がありました。

その枚数を調べるには、先ほどのタスクマネージャーの画面で

「スロットの使用」とあります。

私の場合「2/2」となっているので、「装着スロットは2つあり、2つ使用している」という意味になります。

つまり、「SO-DIMMの8GBのメモリーカードを2枚用意する」ことになります。

メモリーカードの種類 その2

先ほどメモリーカードには、DIMMとSO-DIMMの2種類があると言いましたが、その他にも

  • 「DDR2」
  • 「DDR3」
  • 「DDR4」

とあり、さらに動作周波数による番号まであります。

もし、DDR4仕様のPCにDDR3のメモリーカードを挿入しようとしても、形が違ってカードを差し込めません。

それらを調べる方法として、こちらのサイトを参考にしても良いし、先ほど調べたCPU名で調べる方法もあります。

グーグルの検索窓に「〇〇〇(CPU名) 対応メモリカード」と入力して検索します。

メモリカードとCPUは関係性があるので、これでメモリカードを割り出すことができる場合が多いです。

周波数番号は、先ほどの「タスクマネージャー画面」で確認できます。

注意!
この方法は、確率は高くても完全ではありません。
一番確かなのは、購入先のショップやメーカーに問い合わせることです。
メモリカードの購入は、自己責任でお願い致します。
 

ストレージ ~ 保管庫の大きさ

ストレージとは、データを保存する場所のことです。

動画編集はたくさんの動画を扱う以上、パソコンには大きな負荷ががかかります。

動画は写真にくらべ、圧倒的に容量が大きいからです。

その動画素材を多くパソコンに保存しておくと、ストレージが一杯になりパソコンの動作が遅くなっていきます。

動画編集をするには、512GB以上のストレージが必要だそうです。

私のPCは、239GBなので不足感がありました。

そこで、500GBの外付けSSDを購入しました。

注意!
外付けSSDの価格相場は、500GBで5,000円前後、1TBで10,000円前後です。
あまりに安い某国製は、1TBと謳いながら実際には1TBを大きく下回るようなものが出回っています。
バッファロー製や、エレコム製などが安心です。
外付けHDDより読み込みや書き込みの動作が早いので、外付けSSDは「時間短縮」につながります。
 

まとめ

ここまでの記事をざっくりまとめると、以下の表のようになります。

CPU
  • コンピューターの頭脳
  • 頭の回転の速さ
  • 動画編集にはPassMarkが3,000以上
メモリー
  • 作業机の広さ
  • 複数のタスクをするのに、大きな容量が理想
  • 動画編集には16GB以上が理想
ストレージ
  • 保存庫の大きさ
  • 重い動画データーを保存できる大きな容量が理想
  • 動画編集には512GB以上が理想

動画編集のスピードを高めるための事前準備です。

作業スピードは、テクニックや裏技、慣れからくる合理的な手順など、要因はいろいろありますが肝心のパソコンのスペックを見直さないと、すべて小手先の時短テクで終わってしまいます。

 

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